保険に入れない人とは?イレズミやタトゥーは大丈夫?
生命保険に入れない人とは?
保険は誰でも入れるわけではありません。
一般的な生命保険、定期保険や終身保険・医療保険については、健康状態によっては、加入できなかったり、保障の範囲が限定される場合があります。
では、どのような「健康状態」がそれにあたるのでしょうか。
からだの病気
例えば、ガンや心臓疾患などの大病を患った経験のないひとでも、該当する場合があります。
多くの場合は、完治してから所定の年月が経過して、告知や医師の審査で問題がなければ保険に加入することができます。
ただ、保険に入るつもりで話が進み、いざ加入手続きをしようとした日の前に風邪をひいて病院で薬を処方された場合には、その日には加入することはできません。
たかが風邪で?と思うでしょうが、実は風邪で通院したり、処方箋を飲んでいる間は保険に入ることはできないのです。
単に風邪といっても、重症化する場合もありますし、風邪と診断されても実は症状の似た、別の病気にかかっている場合もあります。
ですので、完治するまで保険に加入はできません。
生命保険の契約をする場合には、告知書に基づいて一定期間の入院や通院暦を聞かれます。
そのときには、どんな症状であっても入院や通院したのであればその期間や病気について、正しく告知しなければなりません。
もし、正しくない告知をしたときには、保険が無効になってしまいます。
刺青やタトゥー
刺青があるかたは、保険に入ることはできません。
また、あまり知られていませんが、タトゥーもNGな会社がほとんどなのです。
若い方がファッションでタトゥーを入れているのを見かけますが、「あぁ…この人が家庭をもって、真剣に保険に入りたいと思っても、もう入れないよ!」と心の中で思います。
刺青やタトゥーは肝炎などの医学的リスクが高いことから、保険会社は引き受けない場合がほとんどです。
保険会社によっては
- ファッションタトゥー(ワンポイント的なもの)
- しっかりした勤務先であること
- 代理店営業担当者面談する
- 指定の医療機関で血液検査を受けてもらい、感染症でないことが証明できる
などの条件が整えば加入できる場合もあります。
どちらにしても、保障の範囲が限定されるとか、保険料が高くなるとかのデメリットがある場合もあります。
流行や見た目の格好よさなどで、刺青やタトゥーを気軽に入れてしまうことは、感染症の恐れもあり、かなりのリスクのあるもです。
こころの病気やストレスなど
現代社会の中でのストレスによって、精神的な病気に悩まされる人は増加しています。
「入院や通院」は身体の病気だけでなく、「心」の病気も当てはまります。
また、「うつ」や「不安症」、「更年期障害」などで安定剤の処方を受けている人も保険の加入はできません。
「その病気」がネックになる場合と、「その薬」がネックになる場合があるのです。
頭痛で診察をうけたら、安定剤を処方された…。
実際に私の友人で更年期障害と診断されて安定剤を処方された…。と言う人がいます。
病院で処方薬をもらうときには、どんな薬であるかを医師に確認することはとても大切なことです。
うつ病の場合
保険の会社や保険の種類によっては、
- 加入できない
- 完治後数年経たないと加入できない
- 完全に仕事についている
などの制限や条件がある場合があります。
もしも心配な場合には、保険会社に相談してみましょう。
保険の申し込みをする前に、事前に保険に入れるかどうかを審査してもらうことができます。
がん保険は?
がん保険は、がん以外の病気については治療中でも加入できる場合が多くあります。
但し、病気の種類によっては、完治してから所定の期間が経過してからと制限がある場合があります。
また、最近ではがんに罹ったひとでも、条件を満たせば加入できる会社もあります。
保険に入るなら、健康なうちに。
このように身体や心に病気があって、「診断された」「入院した」「通院している」「薬を処方された」あとでは保険の加入が難しくなります。
保険を検討しているなら、健康なうちに、一才でも若いうちに、もっとも最適なものに入りましょう。
仮に、治療中に保険に加入したいからと、治療を中断して一定期間置いたとしても、医師から「完治した」と診断されなければ「治療中」となってしまいますのでご注意くださいね。
「がんでも入れる」や「病気でも入れる」保険というのは、入るのも条件があり、保険料は割高であることが多く、保障の範囲も限られているものがほとんどです。
病気になって不安が増すのはもっともなことです。
保険が嫌いな人は、せめて急な入院などに備えて貯金をしておくことをオススメします。
保険に加入できる条件は会社ごとに違いがあります。
過去に病気をしていたり、現在もお薬を飲んでいる場合でも、保険に入れる商品もあります。
その条件は会社ごとに違いがあります。
インターネットで調べることもできますが、豊富な知識を持つプロに相談するのが近道。
数年後に後悔しないためにも、今!一歩を踏み出してみてください。
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